失敗しないワインセラーのお買い物

ワインの品質維持・向上のためにワインセラーの導入は欠かせないが、大きな出費につながることも忘れてはいけない。他の家電製品同様に、ワインセラーにも選ぶ際の重要なポイントはいくつかある。
性能をはじめ、サイズ感やデザイン性、省エネ性といったポイントを事前に押さえ、自分のライフスタイルに合った後悔しないワインセラーの買い物をしよう。
家庭用のワインセラー導入前確認
ワインセラーを導入する際には、つい性能やデザイン性ばかりに目が行きがちだが、電気代や設置場所、メンテナンス方法といった事前に確認しておくべきポイントはいくつかある。
年間の電気代
ワインセラーの消費電力は機種によって異なるが、例えばフォルスタージャパンのエッセンシャルシリーズ「FJE-113GS」の場合、年間消費電力が285kWの場合、年間の電気代はおよそ9,000円程度※である。

※1kWhあたりの電気料金は公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会 新電力料金目安単価の31円を使用。
ランニングコストとなる電気代を抑えるには、日々の節約術が鍵となるため、以下のポイントはぜひ実施してもらいたい。
- 設置場所の工夫:日当たりの良い場所や温度が高い場所を避ける。
- 適切な温度設定:冷やしすぎは電気代が高くなるため、ワインの保管に適した12〜15度程度の温度設定を心がける。
また、詳しい節電方法や具体的な電気代の計算方法については、こちらの記事で詳しく解説している。
設置する場所
ワインセラーを設置する際は、適切な場所選びが重要である。ワインセラー本体の温度を上げず、冷却効果を最大限に引き出すためにも直射日光が当たらない涼しい場所が最適となる。
また、設置場所の一つとして多いキッチンの場合、なるべく洗面台などの水回り、水気のある場所は本体機器の故障につながるため避けて設置したい。
電源とアース線
ワインセラーの電源は基本的に100Vで十分だが、注意すべき点はアース線使用の有無である。特に水回りに設置する場合は、感電や漏電を防ぐためにアース線の接続が推奨される。一方、リビングや個人の部屋など水回りから離れた場所に設置する場合は、アース線の接続は必要ない。
メンテナンス方法
ワインセラーは基本的にメンテナンスフリーだ。もしカビが気になる方は定期的な乾拭きをおすすめする。カビが発生すると良くないことのように感じるかもしれないが、ご安心を。カビはワインの保存に温度と適正な湿度が生じている証拠でもあるのだ。ちなみに、ボトルのラベル汚れが心配な方は、ラップを巻くことで湿気・カビ対策が可能だ。
保証期間とメーカーサポート
ワインセラーの保証期間やサポート体制はメーカーによって異なる。例えば、フォルスタージャパンの場合はロングフレッシュシリーズで本体1年、冷凍サイクル5年の保証。そのほかのシリーズでは、本体1年、冷凍サイクル3年の保証付きである。また、サポートは全国対応の出張修理サービスが基本となっている。

ワインセラー購入時のポイント
ワインセラーを購入する際には、性能やデザイン、価格などさまざまな要素を検討する必要がある。ここでは、購入時に確認すべき重要なポイントを紹介するが、下記の記事も併せて参考にしてほしい。
家庭用ワインセラーの選び方とおすすめモデル
家庭用ワインセラーの賢い選び方
ワインがおいしく保たれる性能
ワインセラーの性能は、ワインの保存状態に直接影響を与える。特に重要なのは、温度・湿度を保つ性能、遮光性、そして冷却方式である。これらの要素がしっかりと管理されている製品を選ぶことで、ワインを最適な状態で保存することができる。詳しくは以下の記事を参考に。
おしゃれなインテリア性
ワインセラーは単なる保存庫ではなく、インテリアの一部としても機能する。静音性や振動の少なさ、設置場所に合ったサイズ感、そしてデザイン性も購入時に確認しておきたいポイントだ。
ちなみに「おしゃれなモデルはペルチェ式が多いイメージ」「インテリア性とワインの保管性能の両立は難しいのでは?」という意見を時々耳にするが、ワインの保管性能とインテリア性は両立可能なことは、すでにフォルスタージャパンが証明してくれている。
高級モデルとその付加価値
ワインセラーには、さまざまな価格帯のモデルがあるが、高級モデルにはそれなりの付加価値がある。例えば、フォルスタージャパンのロングフレッシュシリーズは、国産セラーで耐久性が高く、インバーターコンプレッサー搭載により、温度・湿度調整の精度や静音性、省エネ性といった観点でも非常に優れている。
実店舗での現物確認
ワインセラーを選ぶ際は、家電量販店などの実店舗で実際の製品を確認することを強くおすすめする。理由は、そのほか家電製品を選ぶ際と同じで、実際にセラーのサイズ感や質感、扉の開閉の使用感やセラー内部の状態などを確認することで、失敗のない買い物ができるからだ。
百聞は一見にしかず。ぜひ、下記のフォルスタージャパンの展示店に足を運んでみてはいかがだろうか。
おすすめのワインセラー選び
世の中には家庭用から業務用まで、さまざまなワインセラーが市場に出回っているが、フォルスタージャパンでは家庭用のみを展開している。家庭用ながらも高い性能を備えた製品が目白押しのため、ぜひ参考にしていただきたい。
家庭用に最適な小型ワインセラー
家庭での使用に最適な小型ワインセラーを選ぶ際には、サイズや収納本数、設置場所を考慮すべきである。特に、コンパクトながら十分な収納力を持つモデルがどの家庭にもフィットするためおすすめだ。
業務用にも。大型ワインセラーの利点
大型のワインセラーは、よほどのワインラヴァーを除いては主にレストランやホテルなどの業務用として利用される。
その点、フォルスタージャパンのワインセラーは、家庭用としてプロモーションしつつ、業務用としても広く実績をもっている。特にロングフレッシュシリーズなどの大容量・高品質モデルは、ワインショップやホテルレストランで重宝されているようだ。
人気アイテムとその理由
では、実際にフォルスタージャパンの人気モデルを参考に製品の特徴を紐解いていく。同社で特に人気の高いシリーズが「エッセンシャルシリーズ」や「SG-121, SG-122, SG-195, SG-196」だ。
エッセンシャルシリーズは家庭用・業務用ともに人気が高く、ワインラヴァーからプロフェッショナルまでの幅広い層の期待に応える性能を有したオールマイティなシリーズである。
また、家庭用においては「SG-121, SG-122, SG-195, SG-196」の人気が高く、いい意味でワインセラーとは思えない、洗練された木目調のおしゃれなデザイン性が特徴となっている。
数々のワインセラーを見てきたプロの方でも、当シリーズがもつ性能とデザイン性は別格だとこちらの記事で語っており、その満足度の高さがうかがえる。
後悔しないワインセラー導入で優雅なひとときを
ワインセラーの導入はワインを最高の状態で保存しつつ、選ぶモデルによっては部屋の空間を彩るインテリアにもなる。
フォルスタージャパンの製品は個人ユースを目的とした家庭用がメインとなるが、業務用としても十分に機能するほどの高いスペックも特徴だ。
なかでもエッセンシャルシリーズは、個人ユース用ながらも高い性能を求めている方には最高の選択肢になっている。

ライター紹介

田中 純平 (Junpei Tanaka)
J.S.A認定SAKE DIPLOMA
WSET Level3
大学時代のスペイン留学中にワインの魅力に囚われ、帰国後はスペイン語とワインの二足の草鞋を決意。在学中にヴィノスやまざきでインターンを経験し、同年にワイン関連の資格を諸々取得する。卒業後はフリーランスとして独立し、スペイン語レッスンや(株)楽天グループの翻訳担当を経て人気ソムリエが監修を務めるお酒のウェブメディアや西日本新聞社運営の焼酎メディアにて監修ライターを務める。現在は副業にて、ワインD2C会社であるHomewineに携わり、ワインに関する相談にお答えするソムリエコンシェルジュサービスを担当中。