アジアンバル 209 店長 大竹 洋樹様
ロングフレッシュは
お客様とのコミュニケーションに
欠かせないツールです
取材日 2018年4月23日
渋谷の道玄坂通りをのぼった先、文化村通りにつながる小路にたたずむ、スペイン料理店、シブヤバル209。 その2階に2015年オープンしたアジアン料理とナチュラルワインのレストラン、アジアンバル209があります。 シブヤバル209とアジアンバル209両店とも、ワインセラーはロングフレッシュを選んでいただき、 お客様との特別なコミュニケーションツールのひとつとして、ご活用いただいています。 今回は、そんなアジアンバル209に、ロングフレッシュを使っていただいての率直な感想を代表取締役 CEOの宮村 栄宏氏と店長の大竹 洋樹氏、 副店長の新谷 友里氏、料理長の樋口 隆仁氏にうかがいました。
お話しを伺った店長の大竹氏(2018年4月23日)
数あるワインセラーの中から
やっぱりロングフレッシュだと思いました。
1階のシブヤバル209はスペイン料理がベース。2階のアジアンバル209はアジアン料理と自然派のワインを提供しています。
9年前にオープンした1階のシブヤバル209にロングフレッシュを置き、2号店となるアジアンバル209でも、引き続きロングフレッシュを2台使っています。
ワインセラー導入にあたっては、いろいろなワインセラーを見比べたのですが、価格やデザイン、収納力や機能性の面でやっぱりロングフレッシュだ!と思いました。
全体的にバランスがとれているんです。
扉も右開きと左開きで選べるところもいいですね。お店の設計段階で、どちらの扉が適しているか考えられるので助かります。
お店での使い勝手の良さが考えられているところが、ロングフレッシュのいいところだと思います。
また、観音開きのロングフレッシュは、片開き扉に比べて、扉の幅が約半分になっているので、扉開きのためのスペースが小さくなり、お客様のスペースを守れます。
当店は、席間隔が他のレストランに比べて狭いのですが、観音開きのロングフレッシュは、お客様の邪魔にならないので、通路も広くとれています。
ロングフレッシュを入れているレストラン仲間も多い
ロングフレッシュを入れているレストラン仲間は多いですね。
ナチュラルワインを扱っている小さなビストロを見ても、ほとんどロングフレッシュを使っているようです。
他のワインセラーを使ったことがないので、比較できないのですが、やっぱり、プロはロングフレッシュを入れるんだなというイメージがありますね。
エチケットをロングフレッシュの側面にバチバチっと貼って、よりワイン感を出しているところもありますよ。
同業の友達からは「ワインセラーは何を使っているのか」とよく聞かれるので、ロングフレッシュをおすすめしています。
庫内温度のリカバリー能力が魅力
今、ロングフレッシュは、ワインクーラーのかたちで使っています。
当店には別にワインを熟成させている倉庫があるので、そこから飲みごろのワインを持ってきてロングフレッシュで冷やしているんです。
基本的にはお客様の好みをうかがって、ワインをお出しするのですが、ご自分で選びたい方もいらっしゃいますし、どんなワインがあるのか見たい方もいらっしゃいます。
そういう方には、自由にワインセラーを開けて中を見ていただいています。
常連のお客様は何もいわずに自由に扉を開けていますよ!
お客様が頻繁に扉を開けるので、温度管理と湿度がしっかりしたワインセラーであることは重要なんです。
普通の飲食店さんのワインセラーよりも、当店のものは、倍以上開け閉めがあると思うので。
自然派のワインなので、再発酵をおこしてしまわないように、通常より温度帯を低めにしているのと、
軽めの飲みやすいワインが多いので、赤ワインでも白ワインに合わせて温度帯を低く設定しています。
湿度もすごく高いですよね。当店の場合、ワインをロングフレッシュで熟成しているわけではないので、
もっと、違う使い方ができるんでしょうけれど、今のところ、お客様に飲んでいただきたい温度帯のために使っているんです。
地下にも、ワインを保管していますが、湿度管理が大変なんです。クーラーをかけていると、いくら湿度をあげても乾燥するんですよ。
なので、やかんをおいていたりします。加湿器だと電気代が大変なことになるので。その点、ロングフレッシュは湿度を保ててすごいなと思いますね。
フォルスタージャパンさんと
ウォークインのワインセラーをつくりたい
ウォークインタイプのワインセラーをフォルスタージャパンさんと一緒にオーダーメイドで作りたいですね!人が入れるワインセラーです。
歩いて、ワインセラーに入りたいお客様って多いと思うんですよ。
よく、別の部屋を借りて、そこにワインをたくさん置いて、部屋をキンキンにエアコンで冷やしているレストランはありますが、
ウォークインタイプのワインセラーがお店にあれば、そんなことをしなくて済みますしね。
お客様に入っていただいて、ワインを選んでもらったら楽しいじゃないですか。
インパクトがあるのに
いい意味で主張し過ぎないデザイン
-
ワインセラーが、お店の中の見える位置にあることで、お客様にワインにこだわっているお店なんだなと思っていただけるようです。
もともと、ワインセラーは1台だったのですが、2台目を入れたとき、 「ワインに力を入れているんだね」とよくお客様から言われるようになりました。 お客様の当店のワインに対する見え方や興味が変わってきたように感じます。 お客様からはポジティブな意見が多いです。 また、見た目のデザインが好きですね。 シンプルなのに、決して工業的ではなくて、かっこいい。 インパクトがあるのに、いい意味で主張しすぎないデザインがいいんです。 お客様から意見をいただいて、お客様と一緒にああでもない、こうでもないとワインを見て選ぶ。 限られたお客様との会話ではあるものの、見て選べるというのは、とてもいいことです。 ロングフレッシュは、ワインの収納の仕方に自由度があっていいですね。 収納しやすい平置きだけでなく、傾けたり、ラックをはずして縦に置いたりもできる。 様々な収納の仕方でワインをディスプレイできるので、お客様にも自由に見てもらいやすいです。
ロングフレッシュは
お客様とのコミュニケーションツール
ロングフレッシュは、お客様との特別なコミュニケーションツールになっています。 地下にワインがあると、お客様がワインを直接見ることはできませんが、店内にワインセラーがあると、自由に見ることができますよね。 エチケットを見て気に入ってもらえることもあります。 ナチュラルワインはエチケットのデザインにも力を入れているものが多いんですよ。可愛いデザインや独創的なデザインなど。 目につくので、このワイン見たことがある!と視覚でワインに興味を持ってもらえるんです。 もしかしたら、どこかで上司が頼んでいたものを、こんどは自分で飲んでみるというのもあると思うんですね。 そういうところは、店舗内にワインセラーがあるかないかで、大きく違うところではないでしょうか。 また、ロングフレッシュは、お店としてお薦めしたいワインを見せることができるんです。 イベントがあるからワインの置き方はこうしよう、今日はお客様が多く来店されるから、ワインをもっと魅せるようにしよう…という具合に。 ワインに興味のない方にも、興味を持っていただこうというのが、アジアンバルのコンセプトです。 当店は、ランチ以外、24歳未満の男性は入れません。 渋谷の街で、若い方が楽しめるお店はたくさんありますが、 もっと、大人の方がゆっくりワインを楽しめるお店をつくりたい、そんな想いからはじまったお店です。
社員スタッフは、
ほぼ皆ソムリエ資格を持っています
渋谷はワインに関心がない方が多いですから、ワインの裾野を広げて、業界に貢献できたらいいなと思っています。
そのためには、ワインの知識がないとお客様に納得していただけないし、会話もできないので、最低限ソムリエの資格を取ろうということになっています。
特に、当店はナチュラルワインというマイナーなジャンルを扱っているので、お客様とのコミュニケーションのためにも、知識は必要です。
日本では、ビールや焼酎を食事と一緒に飲むのは浸透しています。
一方、ワインは敬遠こそしないものの、自ら進んでという方は決して多くありません。
渋谷の若者やこれまで、全くワインに携わってこなかった方に、
アジアンバルでナチュラルワインに興味を持っていただき、他の素晴らしいレストランに赴いたりと、楽しい時間を過ごしていただけたらいいなと思います。
料理長の樋口氏、店長の大竹氏、副店長の新谷氏